今朝のハス。3つの花はもう午後には散るでしょう
こんにちは、スタッフKです。
久しぶりにブログ書かせていただきます。先月当地は大きい地震がありましたが、お陰様で作品も館も職員も被害はありませんでした。地震の後には、全国各地の皆様から「大丈夫?」とお電話やメールをいただき、改めて、こんなに多くの方に応援していただいているのだとありがたく力強く感じたところでした。本当にありがとうございました。まだ復旧していない地域の皆様、また、他地域でも数々の災害等に見舞われた方々、一日も早く安心な日常が戻りますようお祈りいたしております。
つい3日前、当館で咲く中尊寺ハスの蕾が3つ、ふわっと開きました。このハスについては、当館HPの「奇跡の中尊寺ハス」に詳しく掲載中ですが、令和初の開花、何といっても800年の時を超えて咲く花は美しく、歴史ロマンを感じます。
さて、先週から当館では「生誕110年 土門拳 鬼が撮った日本」展を開催中です。酒田で生まれ、24歳で写真と出会い、独自のこだわりで日本の写真文化を切り開いていった「写真の鬼」土門拳。今回の展示では、生涯に遺した名作の数々とともに、実際に使ったカメラや道具、絵画や書、骨董コレクションなど、いつもは公開していない貴重なものも展示しております。先日いらした方が入館前に受付で「どうしてタイトルが鬼なの?」と尋ねられましたが、帰る時には「鬼の意味がよくわかりました。すごいですね」と感想を言われてお帰りになりました。
8月31日には、土門拳と寝食を共にし、執念の撮影の助手をつとめた堤勝雄先生に土門拳を語っていただくイベントを開催します。お話から生きた土門拳の魅力、人間像を感じることができるでしょう。どうぞお楽しみに。