青写真ワークショップ参加者募集
[内容紹介]
今回のワークショップでは、印画紙の上に直接、草花などを置いて像を写し出す「フォトグラム」と、デジタルネガフィルムを用いた「青写真プリント」の2種類に挑戦します。感光液を塗って印画紙を作るところから始まり、太陽光での露光、水洗、乾燥といった一連のプロセスを体験しながら、自分だけの青い写真作品を完成させましょう。
写真ネガは、当館で数種類ご用意しております。ご自身の写真を使用したい場合は、事前にお電話でお申し込みのうえ、写真データをメールでお送りください(お一人2枚まで)。
メール送付先:kendomon.mop.2@gmail.com
受付締切:9月14日(日)(必着、届き次第担当者よりご連絡いたします)
[当日のスケジュール]
【午前】
まずは青写真の技法や表現についての座学を行い、その後、印画紙を作って乾燥させ、プリントの準備をします。準備が整ったら、制作に使うモチーフを公園で探します。
【午後】
昼食休憩をはさんで、いよいよ制作に取りかかります。太陽光で露光し、水洗・乾燥までを体験しながら、自由に作品づくりを楽しみます。最後に、希望者で一枚の作品を共同制作し、終了となります。
※館内に飲食施設はございません。お弁当をご持参いただくか、外食をお願いいたします(車で5分圏内に大学のカフェテリア、コンビニ、ラーメン店などがあります)
[みんなの作品展]
完成した作品は、9月21日(日)から10月5日(日)まで、当館にて展示いたします。
※9月25日(木)は展示替えのため休館いたします。
展示を希望される作品は、ワークショップ当日にお預かりし、会期終了後に郵送にてご返却いたします。
[講師紹介]
千葉奈穂子(ちば・なおこ)
岩手県生まれ。現在山形県酒田市在住。岩手の過疎地に建つ家族の古い家と集落を 1998 年から撮影している作品『父の家 My Fatherʼs House』は、国内外で 30 回以上展示を行い、近代化の影響を受け変遷する集落の姿や、集落で見聞きした豊かな風土など、語られることのなかった土地の背景と物語を、写真とエッセイ、映像を用いて綴り、新作に取り組んでいる。
また、東日本大震災と原発事故後、福島県南相馬市を写す『Seaside Town浜辺のまち』、フィンランドのラップランド地方に残る地域文化を撮影した『Northern Lights』などがある。個展やグループ展、アーティスト・イン・レジデンスでの制作、地域研究を基にした執筆も多数行っている。