第39回土門拳賞受賞作品展
藤本巧「寡黙な空間 韓国に移住した日本人漁民と花井善吉院長」
企画展示室Ⅰ
8月28日(金)~10月11日(日) モノクロ 50点
藤本巧氏は、50年にわたり韓国各地を巡りながら、日本と韓国の人的交流の歴史を農村、漁村、都市の風景に見出し撮り続けてきました。
今回の受賞作は、今も日本の地名が残る、明治以降に瀬戸内などの漁民が韓国に移住し生活した漁村を約10年かけて現地取材。そして1916年(大正5年)、日本の統治下で「救らい事業」を名目に設立された旧小鹿島慈恵医院の2代目院長・花井善吉の偉業を訪ね、埋もれていた日韓交流の歴史に光を当てています。
日式住宅(南浦洞乾物卸売市場・韓国) 2019