2018年04月10日(火)

入学式シーズン、土門拳の母校は?

「土門拳の昭和」(クレヴィス刊)年譜ページの土門拳「土門拳の昭和」(クレヴィス刊)年譜ページの土門拳

こんにちは、スタッフKです。今日は410日。全国どこの学校でも、新入生が緊張しつつピカピカの生活を始めていることでしょう。さて、土門拳は…?

阿部博行著『土門拳生涯とその時代』など、書かれた本や年譜から、子供時代を追ってみました。


土門拳は、生まれは酒田ですが、小学校に入る前に東京へ引っ越し、7歳の大正6年(1917)年春、麻布区の飯倉尋常小学校に入学しました。その後、横浜に引っ越し、尋常磯子小学校、尋常二谷小学校へと転校して、大正123月に卒業しました。チャンバラが大好きな腕白少年。成績がよく、負けず嫌いで、特に絵や習字が大得意。親孝行で本が好き。いつも級長か副級長で卒業式には答辞を読んだそうです。

その後進学したのは神奈川県立横浜第二中学校。現在の神奈川県立横浜翠嵐高校です。ここにはとても書ききれないのですが、青年期の土門という人物も、学校も、教師や友人も、それはとても魅力的。もちろん苦労も並大抵ではなかったようですが、この学校生活があったからこその、その後の土門拳なのでしょう。

土門は卒業後50年たった昭和52年(1977)に母校を訪れ、感謝をこめて大型欅額装の自分の作品2点を寄贈しています。昨年、翠嵐会(翠嵐高校同窓会)会長の江成さんが当館にいらしてくださり、学校に土門拳作品が展示されている写真をいただきました。翠嵐会のHPにも土門拳が紹介されています。作曲家の高木東六さんや脚本家の大森美香さんも同校出身なのですね。

たまに「横浜から来ましたが、私は土門拳さんと同じ翠嵐の出身です。学校で作品を見た覚えがあります。」と声をかけてくださるご来館者がいます。酒田と横浜、ご縁は今も繋がっています。


2018/04/10 16:15 | 土門拳あれこれ | コメント(0)

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