2019年02月09日(土)

冬こそ、土門拳記念館!

まるで墨絵のような室生寺の世界まるで墨絵のような室生寺の世界

こんにちは、スタッフKです。


立春も過ぎましたが、酒田の冬は今が本番。酒田では毎年215日、17日の黒森歌舞伎が終わると「冬の辛抱ももう少し…」となります。あと、一息ですね。昨日は本当に寒い風で身も凍るようでしたが、今日は風も止み、とてもきれいな雪景色です。


今、土門拳記念館では「室生寺 モノクロの光と影」を開催中です。

室生寺は奈良の山間(かつては室生村、今は宇陀市)にある古刹ですが、土門拳の写真家人生は室生寺に始まり室生寺に終わる、と言っても過言ではありません。


当館で、本格的な「室生寺」展を開催するのは5年ぶりなのですが、展示室全体の雰囲気に、改めて「室生寺はいい、やっぱり室生寺はいい」とホント毎日毎日思います。

モノクロの大型パネルを前にすると、土門が日本人の心を感じたという、山や川、村や寺のたたずまいや仏像が、静かに私の心に迫ってきます。モノクロの写真なのに、風や光、葉っぱの色、村人や鳥の声、仏像がいらっしゃるお堂の空気、川のせせらぎの音までも感じるような気がします。

そしてまた、記念館の外の雪景色と館内の写真との、この絶妙な組み合わせ…。

入館者数が少ないこの時期は、この贅沢な空間も時間もほとんど独り占めできる日もありますよ。お好きな場所で、椅子に座って、土門作品と館内からの雪景色をゆ~っくりと堪能してください。


毎日、お仕事や家事でおいそがしい皆様、どうぞ冬こそ、土門拳記念館へ。

3月までは月曜休館(2月11日祝は開館、12日火休館)。

 218日~22日は臨時休館ですのでお気を付け下さい。

 


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2019/02/09 12:45 | 記念館あれこれ | コメント(0)


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