2018年10月23日(火)

お会いできて感激!!潮田&島尾夫妻と、白籏史朗先生

拳湖で遊ぶ渡りのカモ拳湖で遊ぶ渡りのカモ

こんにちは、スタッフKです。今朝は空を行く白鳥の声で目が覚めました。鳥海山は初冠雪。落ち葉舞う飯森山公園には赤とんぼがいっぱい飛んで、秋の深まりを感じます。


今月は、相次いで著名な写真家の方々にお会いする貴重な機会をいただきました。

まず、当館では現在第37回土門拳賞を受賞した潮田登久子さんの作品「本の景色BIBLIOTHECA」を展示中(1224日まで)ですが、13日にギャラリートークのため、潮田さんと旦那様の島尾伸三さんがご一緒に酒田にいらしてくださいました。話を聞いて思ったのは、本や人の運命、出会いの不思議さです。1枚の写真を前に「この本はどういう時空を経てここに辿り着いたのだろう」とつくづく想像させられます。それは、土門拳「古寺巡礼」の仏像写真を前に「この仏様は長い歴史の中どういう人々の祈りを聞いてここにいるのだろう」と想像するのと似たような気持ちです。お二人とお会いして直にお話しできましたこと、とてもうれしかったです。


そして22日、山岳写真界のレジェンド的な存在、白籏史朗氏がいらしてくださいました。「昔、土門拳さんとも何度もお会いしましたよ」と柔和に話される一方で、山の撮影の話になると目がギラっと光り、数多くの山々で厳しい撮影をされただろう姿が彷彿します。土門拳が生涯待って待ってついに撮った「雪の室生寺」の話をしたところ、やはり白籏先生も、どうしても撮りたい写真は山の変化を待って待って「最後には撮れる」と。つくづく、気迫が作品を生む、人知を超えた何かが味方する、そういうものなんだと感じました。

今、鳥海山は紅葉真っ盛り。白籏先生と共に撮影旅行に訪れた皆様も、どうもありがとうございました。ぜひまた、いらしてくださいね。


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2018/10/23 15:58 | 最近のあれこれ | コメント(0)

2018年10月01日(月)

今日は開館35周年!無料開放いたしております。

コスモスの咲く記念館~三木淳先生撮影の絵ハガキより~コスモスの咲く記念館~三木淳先生撮影の絵ハガキより~

こんにちは、スタッフKです。

今日は101日、何と35年目の開館記念日じゃ~。このブログを始めてから1年経過しました。もっと頻繁に書けるかと思ってたけど、結構難しいものですね。

日本中を縦断していった台風24号。酒田は今も雨風が強いですが、幸い何も被害はありません。今日は、開館記念日で無料開放していますので、お近くの方、どうぞいらしてください。


さて、今日は記憶の底にある開館当時の思い出を書きたいと思います。ど素人の私が初めて土門拳を認識したのは、昭和58年の春、酒田市図書館ですごく立派な写真集を見たのが最初かと思います。そして、秋。たぶん開館のPRのため作られたものと思いますが、偶然居酒屋かどこかで「土門拳記念館」のマッチを見つけました。その時は、「へぇー、何か立派そうな建物が近所に新しくできるのね」くらいの認識でしたが、それが写真界の巨匠「土門拳」の、日本初である写真美術館であることは、全然ピンときてませんでした。そして初めて土門拳記念館に来たのは、開館後、何週間か過ぎてから。


記念館に来る現在二車線の県道は、もちろん一車線で、公園入口には信号も無く。周囲には、公益大も酒田市美術館もかんぽの宿も国体記念体育館もグラウンドも何もなく、ただ大きな公園の池のほとりに、きれいな土門拳記念館がありました。公園のプロムナードにはコスモスが咲き乱れ、とてもきれいでした。池の周りには、まだ八重桜やアジサイも無く、三木淳先生ら土門拳の弟子たちが寄贈した松の木が植えられていて、そうそう、一本ずつに寄贈した方のネーム札が付いていました。確か「淳」とか「豊」とか名前だけ。周囲はすっかり変わりましたが、池と記念館はこのまんまです。


変わらない、でも、新しい発見がある、そんな土門拳記念館がずーっとここに、そして、皆さんの記憶にも、その時々の暮らしの中にも、建ってますように。


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2018/10/01 10:11 | 思い出のあれこれ | コメント(1)


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土門拳記念館 since 1983 © Ken Domon Museum of Photography.

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