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2018年01月04日(木)

2018年おめでとう!ありがとう!お年玉くじ当ててね。

本年もどうぞよろしくお願いいたします本年もどうぞよろしくお願いいたします

新年あけましておめでとうございます。スタッフKです。


平成30年スタート。今年は、4日~8日までの5日間、毎日先着20名様に、「おめでとう」と「ありがとう」の心をこめて、新春お年玉くじを開催しております。今日の分はすでにめでたく終了いたしました。好きなの当たったかな?明日からも毎日、カレンダーや豆本など豪華賞品が20名様にもれなく当たりますので、ぜひ、お越しくださいね!


昨年は12月にうれしいニュースがありました。11月のブログでもご紹介したオリジナルカレンダー「土門拳写真の旅 高雄 神護寺、栂尾 高山寺」が、(一社)日本印刷産業連合会主催のコンクール、第69回全国カレンダー展で、何と!最高賞の経済産業大臣賞金賞を受賞いたしました。これは印刷会社である㈱光陽社様を通じて出品されたのですが、実は、私はこうした賞があることすらも知らなかったので、聞いた時は、まあ、びっくり、そしてじわじわとうれしさがこみ上げてきました。

土門拳のオリジナルカレンダーは2018年版で第15作目になります。土門拳の魅力、強さ・美しさを、奇をてらわずカレンダーに表現したい。「写真の旅」を感じて欲しい。デザインに表れたその思いが、大事にしっかりと印刷されました。関わった人みんなの重なりが生んだ受賞、改めてありがとうございます。

折しも、今日からの展示「歳時記」は、過去のカレンダーに使われた作品を欅額装で展示しています。この空間で、堪能してください。


2018/01/04 11:21 | 記念館あれこれ | コメント(0)

2017年12月07日(木)

一期一会のコンテンポラリーダンス公演「土門さんとワタシ」が終わりました

プレイベント2017.9.9「鈴木ユキオ土門拳記念館で踊る」プレイベント2017.9.9「鈴木ユキオ土門拳記念館で踊る」

こんにちは、スタッフKです。


 123日に酒田市希望ホールで、土門拳の世界から生まれたコンテンポラリーダンス作品「土門さんとワタシ」(酒田市・希望ホール自主事業企画運営委員会主催)が開催されました。振付・演出・出演の鈴木ユキオさんは世界で幅広く活躍されているダンサー。土門拳作品から感じたものを、ユキオさんと安次嶺菜緒さん、赤木はるかさん、そして小学生から大人まで公募による市民ダンサー17人が表現するという公演でした。スクリーンには大写しの土門拳作品。観客は舞台に設置された席で、パフォーマンスをすぐ目の前で見ることができました。


 はじめ、この企画を聞いた時、一体全体どういうことになるの??って、疑問符連続。ただ、「鈴木ユキオさんのしなやかで強く美しい身体表現と土門拳作品とのコラボはきっと素晴らしいものになる!これはスゴイことですよ!」と、市の担当者が熱く熱く私に語ってくださいました。


 私が「この感覚は何だ!これ☆おもしろい!」と直に感じたのは、99日に当館で行われたたプレイベントでのこと。夕暮れの当館中庭で彫刻「土門さん」と踊るユキオさんの光と影。まさに一度きりの特別な時間と空間でした。


 今回の希望ホールでの公演でも、カラダの動と静に眼が吸い込まれました。身体ってこんなふうに雄弁なんだ。心の奥底の細胞の下の下の方にある何かがチリチリと揺れるような、そんな感覚。解るとか解らないとか理屈じゃなく、自分を開放して感じても良いんだ、と。土門拳作品を感じたユキオさんによって、想像の連鎖がうねり、一期一会の舞台は終わりました。


2017/12/07 10:58 | 最近のあれこれ | コメント(0)

2017年11月20日(月)

2018土門拳カレンダー、表紙は「運慶」展でも人気の高山寺仔犬だよ

2018カレンダー、戌年にぜひ2018カレンダー、戌年にぜひ

こんにちは、スタッフKです。寒くなってきましたね~、今日の酒田は雪がちらちら。これから本格的な冬がいよいよ迫ってきます。あ~、また錆びついた体に鞭打って雪かきしなくっちゃ。


冬と聞けば、年賀状やカレンダーも気になる季節です。当館では毎年土門拳オリジナル壁掛カレンダーを出していて、2018年版で15作目。毎年、ご自分用だけではなくお歳暮やクリスマスプレゼント用に買ってくださる固定ファンの方も多数いらして本当にありがたいです。

今回のテーマは「土門拳写真の旅 高雄・神護寺 栂尾・高山寺」。土門拳が一番好きという神護寺の薬師如来や高山寺の紅葉など、カラー作品8点掲載。表紙は来年の干支にちなんで、高山寺の仔犬です。


この仔犬像、今、東京国立博物館で開催中の特別展「運慶」でも展示されています(26日まで)。「仔犬」は運慶ではなく、息子の湛慶作なのですが、「運慶」展の中でも、とーっても人気なんだそうです。「運慶」展は先日40万人を突破したほど大盛況なので、ご覧になった方も大勢いるでしょう。


土門拳は、よく高山寺を訪れた際、縁側に座って、この仔犬像の頭をなでていたそうですが、写真界の巨匠で身体も大きい土門拳が、小さい木彫りの仔犬を抱いて、なでている姿を想像すると、思わずクスっと笑っちゃいます…、それから、当時そんなことができたっていうのがまたびっくりですね。重要文化財なのに…?


当館カレンダーは今のところ、まだ在庫が充分ございます。全国への発送も承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。お待ちいたしております。


2017/11/20 17:52 | 記念館あれこれ | コメント(1)

2017年11月02日(木)

発売中のアサヒカメラ11月号に掲載の梁丞佑「新宿迷子」当館で展示中です

9月16日に当館で開催されたギャラリートークでの梁さん9月16日に当館で開催されたギャラリートークでの梁さん

こんにちは、スタッフKです。


今発売中のアサヒカメラ11月号に、梁丞佑氏の「新宿迷子」が掲載されています。この作品は、第36回土門拳賞を受賞し、現在当館で写真展開催中です。


土門拳賞は毎年3月に決定し、その後、当館で写真展を行います。時期が近くなると、「今年はどんな方が土門拳賞に決まるんだろう」と、主催の毎日新聞社さんから連絡が来るのをドキドキしながら待っています。今年の春、梁丞佑氏が決まった時、はじめは、この写真コワイ、この写真を撮った方はコワーイ世界に住むコワーイ人なんじゃないかしら、どうしよう、と正直に言うと心配でした。(梁さん、ごめんなさい)


新聞発表の「受賞の言葉」で、梁さんが「表面的なインパクトのせいで、写真の内側をちゃんと見てくれていないのではないか」と書いていますが、その通り、ちゃんと見ようとしていなかったと思います。でも、お会いした梁さんは、全然コワくなくて、楽しい方で、この底抜けの笑顔と、人生良いも悪いもまるごとオープンのような不思議な魅力で、人が知らず知らず作っている壁のようなものをどんどん溶かしてしまうんだろう、それでこの作品が生まれたんだろう、と思えました。


「新宿迷子」は、私の眼(心)に掛かっているフィルターのようなものの存在も気づかせてくれました。小さめのモノクロプリントから発せられるリアルな人間の存在感。写っている男の、女の、子供の、生きる日常を、街の匂いを、写真を見て感じ、想像することが、そのフィルターを少しずつ溶かしてくれるような気もします。


当館での写真展は、1224日(日)までです。売店では、梁さん直筆サイン入りの写真集も扱っておりますので、どうぞいらしてください。


2017/11/02 15:55 | 最近のあれこれ | コメント(0)

2017年10月25日(水)

108年前の今日、土門拳が酒田で誕生しました。ハッピーバースデー♥

土門拳が生まれた旧鷹町にある神社土門拳が生まれた旧鷹町にある神社こんにちは、スタッフKです。


今日は土門拳の誕生日です。 土門拳は、旧酒田町鷹町15番地の母親の実家で、明治42年(1909年)10月25日の夜11時半頃、父熊造・母とみの長男として生まれました。 

現在の酒田市には鷹町という町名はありません。さて、旧鷹町って、どのへんなんだっけと、先日カメラを持って散歩に出かけました。 

現在の相生町1丁目、あいおい美術館さんの前を通って、左に曲がると、とんかつ わたりさんの近くに、鷹町稲荷神社があります。15番地がどこかまでは、はっきりと調べていませんが、この神社の近所だったに違いありません。銀杏の大木があるこの神社に、生まれたばかりの拳ちゃんを抱っこして、お母さんのとみさんが、健やかに育てとお参りしたかもしれませんね。きっと銀杏が黄色に染まりはじめる季節だったでしょう。 

さて、ついでに足を延ばして、一番町のござのやたろう(阿部弥太郎商店)さんの前にある、「写真家土門拳ゆかりの地」の標柱も写真に撮ってきました。ここは、旧下内町で土門家が代々染物業を営んでいた場所です。土門拳の父熊造はもともと呉服屋の糸谷家に生まれたのですが、近所の土門家に養子に入りました。 
土門家の祖先与三郎が天保時代に染めた絵幕(塞道幕)は、今でも酒田の文化財として大切に保存されています。私も見たことがありますが、まあ、昔の酒田の活気が伝わる立派な美しい幕でびっくり。与三郎さんと拳さんとは血縁は無いわけですが、その家が持つ美的な感覚は受け継がれたのでしょうか。 
土門拳は幼少時代、旧台町(現日吉町)に住んでいたそうですが、そことは別に、この旧下内町に住んでいた時もある、という話もあります。親戚のところに身を寄せるようなこともあったのかもしれません。  

土門拳は小学校入学前に東京へ引っ越したので、酒田で暮らしたのはほんの6年という短い期間です。生家も残ってはおらず、親戚も遠い方しかいらっしゃらないようですが、土門の祖父糸谷六郎兵衛の子孫の糸谷聰様は現在も酒田郷土史研究会の重鎮としてご活躍されています。今度、糸谷様に詳しくお話を伺うことになっているので、楽しみにしているところです。 
108年前の今日が誕生日。その頃の酒田と幼い土門拳に思いを馳せて…。

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2017/10/25 08:57 | 土門拳あれこれ | コメント(0)

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